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DVD：1.13 MB
ラライズム@LA
女手ひとつで二人の息子を育ててきた母ジーン（ブレンダ・ブレッシン）を中心とするハートウォーミングなオーストラリア映画で、日頃忘れがちな家族愛をさりげなく描いた、心温まる素敵な作品。
ジーンは明るく音楽をこよなく愛す、肝っ玉かあさん。昼はファーストフード店で働き、夜はクラブの舞台にコメディエンヌとして立ちつ。別れたダンナも元歌手で
今は警備員。ウブという言葉がぴったりの兄のティム（カーン・チテンデン）はキュートで早熟なジル（エマ・ブース）に恋をする。ティムのピュアな表情がこの作品のムードをみごとに作っており、ダンボールに入った子犬のようなあの瞳は、母性本能をくすぐられる。弟のマーク（リチャード・ウィルソン）はハンディを持ちながらも、明るくマイペースで生きる意外とたくましい奴だが、ティムと違って、ちゃっかり彼女もいる。天使のような笑顔は、「ギルバート・グレイプ」のレオ様に勝るとも劣らない魅力。あの演技は本当に素晴らしい。この作品のよさは何と言ってもキャスティングにつきる。兄弟２人が魅力的で、愛らしくて、明らかに脚本の質を上げており（一歩間違えば、退屈な家族映画で終わってしまったかも）、ジーンが彼らをずっとそばにおいておきたい気持ちがヒシヒシ伝わってくる。
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